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中越地震被災、山古志村の方から
地震が起きてしばらくしたころ、義援金についての記事を書きました。
今日ですね、旧山古志村の方からコメントをいただきましたので、転載させていただきます。



 旧山古志の者です。中越地震の時には本当に皆さんにお世話になりました。ありがとうございます。また、今回の東日本大震災で多くの皆さんがお亡くなりになり、深く哀悼の意を表します。また、今もなお避難所で多くの皆さんが避難生活をされており、本当に大変かと思います。
 さて、中越地震のときの山古志の状況を少し書きます。まず、義援金についてですが、私の家は全壊でしたが、3回に分けて合計で100万ほどいただきました。また、これとは別に生活再建支援金が100万です。いただいたお金はこんなものです。では、なぜ多くの皆さんが家を再建できたかというと、ずばり「農協」のおかげです。山古志という地域は田舎ですので、損害保険に加入している家はほとんどなく、建物の保険といえば農協の建更だったのです。また、中越地震の時には、農協の建更には地震特約などどいう縛りがなかったので、ほとんどの家が満額の保険金をいただきました。ですので、家を再建できたといっても過言ではありません。ただし、農協さんもその後、地震特約をつけましたので、今はそういう訳にはいきませんが・・・
 また、報道という点では役場の職員に聞いたのですが、地震後当初、記者の皆さんが平気で対策本部や避難所に取材されており、特に避難所ではそういった行為にクレームが出ていました。また、対策本部では電話対応等をしている職員にまで取材というようなこともあったようで、報道の皆さんとの関係はかなり悪かったようです。そこで、山古志では長島村長が1日1回は会見をして、そこで情報を出して、報道の皆さんの質問に答えるといったことをやっていました。そういったこともあって、山古志の報道が多かったのではないかということです。今の被災地の現状にどこまであてはまるかわかりませんが、私たちの状況はこういった感じです。
 今も避難している皆さんには、希望を捨てずにがんばってもらいたいです。今はこれしか言えませんが、必ず多くの皆さんが支援してくれるはずですので、前を向いていきましょう!




やはり私の知り合いの話は膨らんでいたようですね。
申し訳ありません。

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まだまだこれから世界は進化していく
やっぱり原子力発電所で働く人は、今、命懸けで作業しているんじゃないか、と思うんですよ。
そうするとやっぱりね、今の原子力発電に依存したエネルギー自給はちょっと問題ではないかな。

風力発電も、断層とか、問題があるかも分からないけど、労働者のことを考えれば、やはりもっと取り組んでいくべきじゃないかな。

環境問題もあるし、CO2の排出量が火力発電所より良くて、発電量が多い、という理由(まあ、他にもいろいろあるだろうけど)で原子力発電を利用するのは、安易じゃないかな。

原子力はいまや時代遅れの技術だ、とも言われている。
コストはかかるし、維持費もかかるし、リスクも高い。

風力発電や、さらに次世代の技術と言うと「R水素」の活用でしょうか。
興味がある方は「R水素」についても調べてみてください。

まだまだ、日本も世界も長い目で見れば発展途上と言える気がします。
いわゆる先進国は、途上国と比べると、進んでいる、というくらいではないでしょうか。

まだまだ世界は進化しますよ。
技術的にも、精神的にも。

義援金の送り先、こんな問題があります
義援金や募金についての話が増えてきたので、ちょっと中越地震に被災した身として、体験談というか、意外と知られていない問題点を紹介したいと思います。

みなさんはもう覚えてはいないかもしれませんが、中越地震のとき「山古志村」を中心にメディアは報道を行いました。
おそらくみなさんも「山古志村」という地名に聞き覚えがあるのではないでしょうか。

そのせいか、義援金や募金が山古志村「宛て」に多く送られてきたりしました。

もちろん、山古志村の被害は酷かったのですが、その隣りの市町村も同じように酷い状況に陥りました。
しかし、報道の偏りから、山古志村ばかりが義援金を受け取る事態が発生しました。

普通に住民で分けた場合、一人あたり3000万円ほどの寄付があったそうです。
おかげで新しく家を建て直し、池を作って鯉を飼ったりなど、かなり生活はよくなっているようです。

一方で、山古志村の隣りの町は、同じように悲惨な状況に陥ったにも関らず、30万円であるとか、60万円程度しか義援金がもらえず、家も建て直せないという人がいます。
今もなお、いつ崩れるか分からない家で生活している人がいるようです。


私の祖父も「全壊」と判定された、いつ潰れるか分からない家にずっと住んでいました。
(祖父は先日亡くなりました)


これは私の知り合いが実際にあちこちへ行って聞いてきたことですので、おそらく事実だと思います。
ただ、私も自分の目で確かめたわけではないので、どこまで事実なのかはわかりません。
一応、話半分に聞いておきましょう。


とにかく、義援金が被災地に平等に配分されるよう気をつける必要があります。
そのためには、義援金を一つに一旦まとめて、そこから配当する、あるいは、義援金を集めた組織でコミュニケーション・会議を行って、しっかり平等に配分できるよう、配慮する必要があると思います。
方法には様々なものがあるでしょう。
検討を要する事項です。

中越地震のときの不平等を再発させてはいけません。



【追記】
この記事を書いてから旧山古志村の方からコメントをいただきました。
以下に転載させていただきます。



 旧山古志の者です。中越地震の時には本当に皆さんにお世話になりました。ありがとうございます。また、今回の東日本大震災で多くの皆さんがお亡くなりになり、深く哀悼の意を表します。また、今もなお避難所で多くの皆さんが避難生活をされており、本当に大変かと思います。
 さて、中越地震のときの山古志の状況を少し書きます。まず、義援金についてですが、私の家は全壊でしたが、3回に分けて合計で100万ほどいただきました。また、これとは別に生活再建支援金が100万です。いただいたお金はこんなものです。では、なぜ多くの皆さんが家を再建できたかというと、ずばり「農協」のおかげです。山古志という地域は田舎ですので、損害保険に加入している家はほとんどなく、建物の保険といえば農協の建更だったのです。また、中越地震の時には、農協の建更には地震特約などどいう縛りがなかったので、ほとんどの家が満額の保険金をいただきました。ですので、家を再建できたといっても過言ではありません。ただし、農協さんもその後、地震特約をつけましたので、今はそういう訳にはいきませんが・・・
 また、報道という点では役場の職員に聞いたのですが、地震後当初、記者の皆さんが平気で対策本部や避難所に取材されており、特に避難所ではそういった行為にクレームが出ていました。また、対策本部では電話対応等をしている職員にまで取材というようなこともあったようで、報道の皆さんとの関係はかなり悪かったようです。そこで、山古志では長島村長が1日1回は会見をして、そこで情報を出して、報道の皆さんの質問に答えるといったことをやっていました。そういったこともあって、山古志の報道が多かったのではないかということです。今の被災地の現状にどこまであてはまるかわかりませんが、私たちの状況はこういった感じです。
 今も避難している皆さんには、希望を捨てずにがんばってもらいたいです。今はこれしか言えませんが、必ず多くの皆さんが支援してくれるはずですので、前を向いていきましょう!


海外の人たちが驚愕しているらしい
海外では今回の地震で、日本人の冷静さに驚いているらしいです。
海外で地震やハリケーンが起こったとき、よくニュースなんかで略奪とか暴動のシーンを見ますが、そういうことが見られず、秩序が保たれている。
そんなことが言われているようです。

確かに、いろいろ調べてみると、大地震発生後の駅の様子はびっくりするくらい整理されていますね。
まあ地域差はあるんでしょうけど。

そういうところはさすが日本だなと感じますけどね。

もっと雰囲気を明るくして、元気を出そう
なんだか日本中の空気が暗いような気がする。
無理もないか。

ただ、こういう時こそ笑うべきではないか、とも思う。
笑いというのは力になるだろうし、元気がなくては復興するものもできない。

テレビは今地震に関連したニュースをずっとやっているけど、まあ、それが間違っているとは思わないけど、日本国民を笑わせてあげることも大切なんじゃないかな、とも思う。

ネットでも
「不謹慎だ」
とか
「自粛しろ」
といった空気、雰囲気や実際の発言が席巻している。

うーん。
気持ちは分かるのだけれど、被災した人たちは本当にそれを望んでいるのだろうか、とも思う。

こういうツイートがあって、僕はどきっとした。

http://twitter.com/Hironori99278/status/46936270991138818
http://twitter.com/Hironori99278/status/46847006831935488
http://twitter.com/Hironori99278/status/46779006657368064
http://twitter.com/Hironori99278/status/46912583382474752

これは仙台の被災した人のツイートなんだけど、そうだよな、と思った。

「今こそ、笑いが必要じゃねえか」


とはいえ、彼らが困っているときにワーワーやるのは非常に気が引くわけで。
とりあえず、普通に、日常を送ることにします。


前々から言っているように、私たちはいつ死んでもおかしくありません。
交通事故に遭うかもしれないし、今回のように大震災に見舞われることだってある。

だから、毎日いつ死んでもいいように、悔いが残ったりしないように必死で生きなくてはいけない。
そういうことをずっと考えていて、ブログでも紹介しました。


だからこそ、今、普通に生活を送れる人は、普通の生活を一生懸命に送り、日本を復興させることが大切なんですよ。
日本の空気を明るくして、被災者を含めて、国民全体を元気にしなくちゃいけないんですよ。

まだ、安心のできる状態ではありませんから、できることは限られますけど。

例えば、小説を読んで笑ったりしてもいいと思うし。
例えば、映画やドラマを見て笑ってもいいと思うし。
(ツタヤのあの問題発言はどうかと思ったけど)

まあ、節電の問題もあるから、映画とかは西日本の特権だけど。

例えば、音楽を聴いて盛り上がってもいいと思うし。

とにかく大丈夫な人たちは楽しく過ごすように「努める」べきではないのか。
そうやって日本の空気や雰囲気を明るくしていくことは、いいことだと思う。

読売新聞に計画停電について記載
読売新聞社ホームページに計画停電について、書かれていました。
リンクを貼っておきます。

「想定される14日の主な停電エリア」

ただし、この予定も変更される可能性があるそうです。
時折り、テレビあるいはラジオ、インターネットで、情報の確認が必要です。

自殺者を出してはいけない
今回の地震で、家や家族、町を失った人はかなり多くいると思います。

自分の財産というものを失くしてしまった、そういう人が自殺してしまわないか、非常に不安です。
せっかく生き残ったのに、自らその命を絶つ、というのは感覚的で論理的ではないかもしれませんが、あってはならないことのように感じます。

よって国や自治体による災害後のケアであるとか、支援が非常に重要になってくると思います。



あと個人的にですが、参加するかどうかは置いておいて、ボランティアの募集をしていないか調べてみました。
しかし、今現在は特に募集はしていないようです。

また時間が経ってから調べてみたいと思います。

伊坂幸太郎は無事らしい
皆さん、伊坂幸太郎さんの安否について心配されているようなので、改めて記事を書きますが、伊坂幸太郎さんは無事だそうです。

ある出版社のツイッターに、奇跡的に連絡が取れた、とツイートされていました。
電気や水道などのライフラインは止まってはいるが大丈夫、だそうです。

もちろん、その後、どうなったのかは分かりませんが、とにかく早く収まってほしいです。

西嶋くんならきっと
「彼方で人々が難破している時に、手をこまねいてはいられない!」
とか
「我慢しろ、今、ぼくらのほうから駆けつけてやるから!」
と何かしようとするんでしょうね。

とりあえず私は
「寄付してやればいいんですよ、寄付してやれば」
の精神で募金したいと思います。

東北地方太平洋沖地震からできること
自然エネルギーへの移行を検討してほしい

今回の地震で原子力発電所や火力発電所などで問題がいくつか発生しているそうですね。
福島の原発では「爆発的事象」も発生し、地震だけでなく、二次災害についても、不安が多くあります。

私が思ったことは、この地震を、発電システムを自然エネルギーへ全面的に移行するキッカケにならないか、ということです。

原子力発電、火力発電は環境に悪いらしいです。
専門ではないので私には分からないことが多いのですが、原子力発電などは、地震大国である日本にはリスクが多いようにも思います。
空気を汚してはいけない。

風力発電や、屎尿などを利用したバイオガス発電など、技術大国の日本であれば、国の事業として進められれば、どんどん発展していくと思います。
この事業で失業率がわずかでも改善するかもしれません。

非常に参考になる例があります。
デンマークです。
デンマークがまさに上に書いたように自然エネルギーから発電を行い、当初はエネルギー自給率2%と非常に低かったのですが、今では139%になっています。

現在の日本には原子力発電所、火力発電所などがすでにありますから、徐々に移行していくのであれば、エネルギー自給率に不安を抱く必要はないように思います。

また日本は島国ですから、海風を利用することで風力発電は全国的に広げていくことも可能な気がします。

もちろん、私は素人ですから専門的なこと、問題点や課題をあまり分かっていませんが、しかし、これができれば、可能性は広がっていくように思います。

また現在エネルギー危機と言われているように化石燃料などが減り、自然エネルギーをもっと利用できるようになっておかなければ、将来的に日本は世界から取り残される。
もっと言えば、これは極端な話ではありますが、破綻してしまう。
そういう話をする人も、世界にはいます。

多かれ少なかれ、環境問題を含め、発電所の自然エネルギーへの移行はすべきだ、と私は考えています。

そのために、不謹慎かもしれませんが、今回の「東北地方太平洋沖地震」をキッカケにできないか、と私は考えました。

以上です。


[あとがき...]
おいおい宮城で地震かよ
いやはや、読書期間最終日にまさかの大地震ですか。

わたしは部屋にいて、
「なんだ、また地震かよー」
とすっかり慣れきってしまっていたので、
「今日は長いなー」
とか思ったくらいで、まったく気にしてませんでした。

(ちなみに中越地震および中越沖地震に被災経験あり)

ところが、母親あたりが騒ぎ出して
「なんだよ、騒々しいなあ」
半ば怒った状態でニュースをみてびっくり!

「何! 宮城! 仙台!
 伊坂幸太郎は大丈夫なのかー!」

家にいない親父よりも、伊坂幸太郎を心配する薄情な息子、陣内拓海。

しかし、大丈夫です。
ご安心下さい。
ちゃんと伊坂幸太郎は無事だそうです。
とある出版社のツイッターに、無事に連絡が取れたとツイートされていました。

「よかったー」

と一安心。

それから
「よし、この話はいつかネタになるかもしれないから、メモをとっておこう」
とインターネットやテレビのニュースをみて、ノートブックに記録。

ものすごい量になってきましたが、いやはやいつかちゃんとこれは活かされるんだろうか。